読売新聞に折込
地域情報紙「よみっこ」は、新聞販売店「読売センターめじろ台」(椚田町)エリア内で発行の読売新聞4500部に折込配布されている。始まりは2001年。作ったのは当時、配達担当だった中塚勝さん=人物風土記で紹介。「創刊」にはこんなエピソードがある。
中塚さんがみなみ野で集金をした際、引っ越してきたばかりの主婦に出会った。「まだ八王子に馴染めない。この街のことがよくわからない。でも『夕焼小焼』(八王子がモデルの童謡)は好き」という。
中塚さんはこの話を聞き、「(この人だけでなく)街の魅力をまだわかっていない人も多いのでは」と思った。そこで読者の声を集めた「新聞」を発行しようと考えた。その名も「新聞屋さんの作った新聞」。教員時代の「学級新聞」のイメージで手書きモノクロ1ページ。創刊号はその夕焼小焼のエピソードを掲載した。
452部を担当エリアで配布した。月1回続けてみると評判がよく同僚が「自分のエリアでも配りたい」と。月刊から週刊、週2、そして日刊(週6)へ発展していき17年に1000号、昨年2000号を達成した。昨今は「日本唯一の日刊の地域情報紙」と称され、購読者の新聞への愛着の醸成にも貢献しているようだ。「発信した情報が人の役に立つ。何よりのやりがい」と中塚さんは語る。一方、「そもそも国語が嫌いで。ほぼ毎日のことなので、いつ記事が切れてしまうか不安」と笑う。
配布エリアはめじろ台1〜4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町など。掲載内容は中塚さんが読者目線で「面白い」と思ったグルメ、スポーツなどの地元ニュース。
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