八王子市内を走る路線バス運転手の松原真義さん(37)=川口町在住=が3月15日、書籍「ぼくをころさないで」を自費出版した。文芸社発行で624ページ、四六判。
松原さんは保護犬の譲渡会を市内でも行う「ちばわん」(拠点・千葉県)のメンバーでもあり、その活動をテーマとしつつ、本格推理小説に仕上げた。構想4年で、初めての小説だという。
静岡県の架空の島を舞台に、バス運転手の妻が一見不可能と思われる犯罪のトリックを解き明かすという内容。その謎解きに夫婦が保健所から引き取った飼い犬が一役買うという物語だ。
松原さんは「動物愛護が裏テーマ。重いテーマを扱うので、セリフは明るくするなど工夫した」と話す。また、バス運転手ならではの話も盛り込まれている。
「保護犬の活動にも興味を持ってもらえれば。まずは知ってほしい」。ちばわんの譲渡会はコロナ禍で停止しているが、6月頃の再開を目指しているという。
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