レコーディングの様子や子どもたちから募った絵本の朗読の音声を演出に使うなど、ユニークな配信ライブを行うシンガーソングライターがいる。「友」こと水澤友美さん(散田町在住)がその人。「子どもが出かけたくなる合言葉」や「母が旅先で見つけたお菓子店」など、日常会話から切り取る優しい歌詞が特徴だ。
水澤さんはコロナ禍を機に、これまでライブ映像を6回配信している。「特別上手いわけでも、有名でもなく、ライブ前は毎回自信がない」と漏らすが「優しい人が観てくれているライブ。どうやって楽しんでもらうのかはものすごく考えている」という。
そんな水澤さんをサポートする一人が、台町の「スタジオオルウェイズ」の店長、盛田誠さんだ。水澤さんの曲のアレンジを手掛け、配信ライブの内容の企画提案も行う。盛田さんは「いろんなことにチャレンジし、音楽の幅も広まっている」と水澤さんを評する。水澤さんも「盛田さんは挑戦を馬鹿にしない人。大丈夫だよと常に声をかけてくれるので心強い」と語る。
水澤さんが活動し始めて3年。コロナの前は、西八王子駅前で路上演奏をしていた。始めは通行人から「声が小さいよ」と励まされることも。だが、クラウドファンディングで100万円以上の資金を集めて2枚のCDを制作。「一人では絶対にできない。めちゃくちゃいい人たちが応援してくれる」と感謝する。
今後、「名前の由来ソング」という作曲サービスを始める予定だ。「親子の関係をよくしたり、自分を好きになるきっかけになれば。どうやって価格を抑えるか悩み中。盛田さんに相談ですね」
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