八王子市内8カ所の寺院を回る「八王子七福神めぐり」が8月18日(木)から24日(水)まで開催される。毎年元日から10日間行われるこの催しが、夏に開催されるのは初。浴衣を着て訪問すると寺院から特典がもらえるなど、まち歩きを楽しむ工夫が凝らされる。主催する八王子七福神会は「さまざまな催しが中止となる中、少しでもまちが活気づけば」と思いを寄せる。
七福神めぐりとは、招福の神様をまつる寺院を参拝し、不老長寿や商売繁盛など心願成就を祈願するもの。正月などに全国各地で行われている。八王子市内では、約40年前から七福神めぐりが始まった。八王子の地名に由来し、「八」寺院が参拝の対象となる。
主催する八王子七福神会が夏の開催を検討したのは昨春ごろ。「浴衣で提灯を持ってまちをめぐるのも、風情があって楽しめるのでは」と同会メンバーから声が上がった。昨年は緊急事態宣言で中止となったため、今年が初開催になる。同会メンバーの西村和裕住職(信松院)は「目的は地域活性化。お祭りや行事の開催が難しい中、少しでもまちを盛り上げられれば」と力を込める。
対象の寺院8カ所は、西八王子駅から八王子駅周辺に位置する。期間中は約1万5千人が各寺院へ参拝に訪れるという。甲州街道沿い、八幡上町商店街くらま会の中野智行会長は「七福神めぐりが始まると、飲食店などが人でにぎわう。普段は人通りが多い方ではないので、歩行者がいることは大事。トイレや休憩場所として気軽に立ち寄ってもらえれば」と効果に期待する。
西村住職は「『八福神』なので七福神より一層ご利益がある。7日間あるのでご自分のペースで。夏の思い出に家族や友人と浴衣でまちを歩いてもらいたい」と、参加を呼びかけている。
期間は8月18日(木)から24日(水)まで。「納涼八王子七福神めぐり限定御朱印」(1900円)を500部限定で販売する。限定御朱印購入者には提灯を進呈。浴衣、甚平、着物着用の人や中学生以下、同会のLINE登録者を対象にオリジナル扇子の特典も1000本限定で用意されている。詳細は同会ウェブサイト。
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