ラジオドラマ交思縁(甲子園)を主催するNPO団体の代表を務める 平野 浩美さん 下恩方町在住 62歳
ストーリー描き、行動を
○…障害のある生徒と「一般高校」に通う生徒との交流を目的に今春企画したラジオドラマ。「すごい。ラジオから流れている」と感激した。同時に、コロナ下で発表する場を失った演劇部の生徒から喜ばれたことに手応えを感じた。練習や演技指導、本番も全てリモート。「このやり方なら全国の子どもたちがひとつになり作品を作ることができるのでは」。前回放送日から3カ月後「交思縁」を放送する。
○…上恩方町出身。4人きょうだいの末っ子で「甘やかされた」と笑う。20代前半で叔父の会社に入社し新規営業を任されたことが転機に。人と話すのは苦手で、営業向きではないと思っていた。だが1件目の訪問先から仕事を受注。その喜びで夢中になった。「もしかしたら叔父さんが話をつけてくれていたのかも」。営業経験から生まれた『壁にぶつかったときこそ行動』という信念が今も生きる。
○…娘2人と双子の息子2人がいる。高校1年生の息子たちは発達障害という。週末は息子と買い物などへ出かけて遊ぶ。「兄は料理、弟はお菓子作りが好きみたい」と表情を和ませる。炒飯やカレー、クッキーなど何でも美味しいそう。代表を務める障害者の雇用支援活動も、子どもの将来を見据えて。「障害のある子の世界は狭くなりがち。関わりを持つ人を増やすため、新しいことをすることで注目を集めたい」と狙いを話す。
○…「今ある情報に解決策はない。人と会い話を聞くことが一番」。ラジオドラマ開催のきっかけとなったラジオ司会者との出会いも、自身が放送局局へ問い合わせたことから。そんなつながりで人脈は広がる。今秋、上恩方町で音楽祭を企画中。「ストーリーを描き動くことで実現できることを子どもに見せたい」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>