ミーティングの一場面＝主催者提供
市外団体との交流を掲げ、八王子市で今夏発足した「はちおうじ若者会議」（楢島杏奈代表＝人物風土記で紹介）は先月27日と28日、長野県飯山市を訪問。地元の飯山市若者会議をはじめ、新潟県の魚沼若者会議など５団体が集まり、参加者16人で交流を深めた。
多摩市若者会議も含め、５団体による１泊２日の共同企画として実現した。現地では、飯山市若者会議の活動拠点で、まちの交流の場として整備を進める「まちっと」を視察。楢島さんは「この場所は、令和元年東日本台風による千曲川の決壊で大きな水害に見舞われた地域。若者の力、地域の力でまちを活気づける取り組みに、胸が熱くなった」と振り返る。
視察後は、各団体との意見交換会と交流会を開催。まちの活性化に向け「まちっと」をどう生かし、リノベーションすべきかなどをテーマに、それぞれの視点でアイデアを出し合った。
飯山市若者会議とはちおうじ若者会議は、過去にオンラインで会合を開くなど深い関係でつながっている団体同士。楢島さんは「先輩若者会議からいただいた刺激を、これからの実践に生かしたい。周りのみんなが支えてくれてツアーが成功したことに感謝」と充実感をにじませた。
今後は、今回参加した３地域「魚沼・飯山・八王子」の縦断企画として、各所でのイベント開催も構想。はちおうじ若者会議として、他団体との交流を続ける方針だ。
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