元八王子町で「蛍を復活させる会」を立ち上げた 小林 多門さん 元八王子町在住 79歳
恩返し胸に、突き進む
○…蛍の生息環境を守る市民団体「蛍を復活させる会」を、6月に設立した。会員は地域住民らおよそ80人。手入れをするのは、自宅のある元八王子町を流れる小川・城山川だ。東京都による河川改修工事が昨年夏に終了したのと、河川敷で蛍が数匹舞う姿を偶然目にしたとき、「今のままでは絶えてしまう。何とかしないといけない」と一念発起。地元の自然を守る心に火がついた。
○…八王子市議を3期、東京都議を3期、衆議院議員も務めた。小学校の卒業文集には「代議士になる」。その幼き頃の自分への矜持(きょうじ)と、尊敬する恩師から言われた「人が遊んでいるときに努力をしないといけないよ」という言葉。この2つが8年間の議員秘書時代を支えた。カレンダーにある赤や青の休みはないも同然だった。20代、青春を謳歌する同年代の友人たちに誘われても、恩師の言葉を信じグッと耐えた。何度も辞めようと思ったが、そのたびに自分を奮い立たせ議員生活を走り抜けた。
○…人形作家の一面も持つ。材料は一本の手拭い。器用に折り上げた様は、さながら和服女人のよう。「若い頃、温泉地での療養中に偶然作ったのがきっかけ。作るのに手先をよく使うから、今ではいい健康法ですよ」と朗らかな笑みを見せる。源泉多門人形と自身の名を付けたそれは、人伝に噂を呼び、乞われて「嫁」に出した人形は50体を超えるという。
○…蛍が観賞できる都内有数の地、八王子。初開催を来年予定している「蛍まつり」に向け、今から水草の育成や川内清掃など住環境整備に余念がない。「議員時代、たくさんの人に支えてもらった。これは地元への恩返しのつもり。これから八王子一の蛍の名所といわれるよう、頑張りたいですね」
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