地方を飛び回り、人手不足に悩む農家で農作業を手伝う活動「ファームヘルプ」。農作物の「もったいない」を減らそうと、採りきれない野菜や果物を代わりに収穫し対価として受け取り、八王子市内を中心に届ける。そんな活動を展開するのが(株)高尾ファーム(川口町)の堀越俊範社長(40)だ。
活動を通じて和歌山県や青森県、山形県など全国の農家と関係を構築。新鮮な特産物を直送してもらう--という好循環につながっている。
昨年末には、中町の新しい商業施設「桑都テラス」で開催された歳末大感謝セールに、八王子商工会議所との縁を機に出店。ファームヘルプで収穫した和歌山県のミカンや青森県のリンゴを販売し、好評を集めた。同社が出店する「南大沢マルシェ」の副実行委員長も務める堀越さんは「あそこに行けばおいしいものが安く手に入る、と思ってもらえるようなイメージが大切。人を呼び込めるようになれば、地域活性化にもつながる」と構想する。
川口町出身の堀越さんはもともと運送会社に勤務していたが、12年ほど前に起業。地方農家やビジネスパートナーと手を組んでパクチーの卸売業を手がけたり、独自に野菜の無人販売を市内で展開するなど新しい試みに挑戦し続けてきた。今後は八王子を拠点に、畑と料理教室を融合した親子向けの遊び場づくりや、ファームヘルプを軸に各地を巡るサーカス団のような異業種交流の場を運営することなど、夢を描く。「地域に関われる企業でありたい。実績を積んで広げていく」と力を込めた。
![]() 和歌山県でミカンを収穫する同社スタッフ=先月
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