デイケアに関わる学術発表などを行う「第46回全国デイ・ケア研究大会2023in八王子」が7月21日(金)、22日(土)に東京たま未来メッセ(明神町)で開催されることが決定。その大会長を、市内を中心に病院やデイケア施設などを展開する医療法人社団「永生会」の安藤高夫理事長=人物風土記で紹介=が務める。安藤大会長は「八王子での全国規模の学術大会は稀なこと。地域を活性化する上でもこのような機会を設け、八王子の良さを全国に伝えたい」と意気込む。
同大会は一般社団法人全国デイ・ケア協会が主催。同協会は全国規模の研修会を年2回行っており、そのうち一つが今回の研究大会だ。永生会によると、会員でもある同会には数年前から地元八王子での開催を打診されていたという。
昨年、明神町に大型イベントも開催可能なコンベンション施設「東京たま未来メッセ」ができたことが追い風に。今年は永生会が主管となり、八王子で開催することになった。
地域医療支え半世紀以上
永生会は1961年、市内に高齢者医療専門の個人病院を構えたところからスタートした。現在は、永生病院(椚田町)や南多摩病院(散田町)、介護老人保健施設(老健)、デイケア施設のほか、八王子市から委託を受けて地域包括支援センター(高齢者あんしん相談センター)などを運営。50年以上にわたり、八王子の地域医療を支えてきた。
現理事長の安藤氏は89年に同会の理事長に就任。2017年には衆議院議員選挙に初当選。1期務めた。
当日は、全国から医療や福祉関係者が集まる。永生会によると、参加予定人数は750人。介護業界の現状や展望などについて、全国デイ・ケア協会の加盟団体関係者や八王子市福祉部福祉政策課の職員などが登壇。それぞれのテーマで講演する。ポスター発表やシンポジウムなども行われる。24年度に診療報酬と介護報酬の同時改定を控えており、多職種が連携して地域包括ケアシステムを拡充、推進していく構えだ。
大会は一般参加不可だが、一般向けのイベントもある。21日午後1時から展示室で行われる「企業展示」は、一般も参加可能。リハビリに使用される運動機器や車いす、クッション、最新のロボットスーツ、福祉車両などを展示。介護用オムツや感染対策用品など、15の企業が揃う。屋根下広場では、キッチンカーが出店。全国から集う来場者や一般向けに、八王子ならではの飲食を提供する。詳細は同大会の公式ウェブサイト。
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