｢五つ星｣献立の給食を食べる生徒＝13日、椚田中
ラグビーワールドカップ（Ｗ杯）フランス大会に出場する日本代表を応援しよう--。９月８日開幕のＷ杯に合わせ、八王子市は市立小中学校と義務教育学校１０７校で、体力向上を掲げた献立の給食を提供。代表メンバーで八王子市館町出身の小倉順平選手（31）からは児童、生徒へメッセージが寄せられた。
この事業は、スポーツ選手が実践する食事法を食育として学校給食に取り入れ、市が毎年行う「『五つ星』そろえて体力アップ献立」の一環。主食や主菜など５つの要素がそろう模範的な献立を通じて、子どもたちに食への興味を持ってもらおうという狙いだ。今回の献立は、ホキのごまがらめ、じゃこキャベツなど５品が並んだ。
後輩たち、思いそれぞれ
13日は、小倉選手の出身校である椚田中学校（関山一樹校長）で約５５０人の生徒に「五つ星」献立の給食が提供された。学校を代表し、２年２組の教室では応援動画が撮影され、生徒らによる「小倉選手、頑張れ！」のかけ声とガッツポーズを収録。市を通じて小倉選手に届けられた。応援動画は11日、横山第一小学校でも同様に撮影が行われ、卒業生の小倉選手に贈られた。
小倉選手からは「ワールドカップに出て、八王子市の代表としても頑張ります。皆さんも、何か好きなことを見つけてチャレンジし続けよう」と市内の児童、生徒へエール。「食事・睡眠・運動が体の成長には不可欠。たくさん食べることも大切ですが、自分のペースでバランスよく食べるようにしましょう。食事を残さず食べるところから始めてみましょう」とのメッセージが寄せられ、各校で発表された。
小倉選手と同じ八王子ラグビースクールに通い、椚田中の後輩でもある中田悠斗さん（３年）は、小４のころ同スクールの体験会で本人から指導を受けたことも。「高校でもラグビーを続ける。小倉選手みたいになりたい」と思いを込めた。同校のバレーボール部・蓜島優さん（２年）は「これからは５大栄養素を意識してとるようにする」、軟式テニス部の黄銀溪さん（同）は「大会のとき全力を出せるようにビタミンやたんぱく質を多めにとりたい」と目標を話した。
小倉選手が通った八王子ラグビースクールに所属する、椚田中の中田さん
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