旭町の保健所跡地に11月3日(金・祝)、市民や来街者が利用できる「えきまえテラス」がオープンする。 翌日に開催される「日本遺産フェスティバルin桑都・八王子」に合わせて整備されたもので、石森孝志市長は10月18日の会見で、「旭町・明神町地区の再開発事業実施までの期間、さまざまなイベントなどで利用できる」と紹介した。
「えきまえテラス」があるのは、JR八王子駅から京王八王子駅をつなぐ東放射線アイロードの途中。東側には昨年開所した産業交流センター「東京たま未来メッセ」が隣接する。面積は約2000平方メートル。貸し出しエリアは舗装部分が320、人工芝部分が450、デッキ部分が180(いずれも平方メートル)。現在、開園に向け工事中だ。
市民や来街者が気軽に休めるほか、市民活動などでも利用が可能。一例として、舗装エリアの3時間あたりの使用料は4700円(公共的団体の場合)。実施事業により無料になるケースもあるため、詳細は市公式ウェブサイトで確認を。
同所は再開発エリア内にあり、今回のテラス整備は再開発事業が本格化するまでの「暫定措置」だという。市街地整備課の担当者によると、「資材高騰などの社会情勢をかんがみ、現段階ではいつ進展するか明確には言えない」としている。
名称は、今年8月に行った同エリアの通行人によるシール投票で選ばれたもの。テラス開設が暫定措置でもあることから公募などは行わなかった。市側が考えた「駅前ぷらっと」「駅前みんなの広場」「えきまえプレイス」などの候補の中から、半数以上を獲得した「えきまえテラス」に決定した。
オープニングセレモニー
開園日である3日は、午後2時からオープニングセレモニーが行われる。テープカットやくす玉割りを実施。11月4日(土)には、日本遺産フェスティバル内の催しの一つとして、八王子芸妓らがJR八王子駅南口2階のペデストリアンデッキ「とちの木デッキ」からえきまえテラスまでお練りを行い、到着後、高尾山薬王院の貫首による柴燈護摩(さいとうごま)が行われる(午後1時30分から3時)。
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