11月23日に、館町の館ヶ丘団地内で世代間交流イベントを行う 近藤 美宇さん 拓殖大学(館町)1年 19歳
環境変えれば世界変わる
○…1年生ながら、上級生も混じる40人規模の授業クラスのまとめ役。23日、同大の近隣にあり親交のある館ヶ丘団地で、1日限定のマルシェを開催する。テーマは「世代間交流」。高齢化が進む同団地の住人たちが楽しめ、かつ若者に団地のあたたかい雰囲気が伝わるようなイベントを目指す。「当日が近づくにつれ、準備が立て込んできた。トラブルなく開催したい」。緊張と楽しみは半々だ。
○…中3のとき、学校の研修で訪れたニューヨーク。国連の施設で、世界の貧困問題や平和を訴えた。その後、拓殖大のオープンキャンパスでSDGsに関する授業を受けたとき、将来成し遂げたい方向性と合致していると思った。「この人の授業を受けたい」。確固たる思いを胸に、拓殖大を受験。今、その教授に教わるという夢を叶えている。
○…明るく竹を割ったような性格に見えるが、中学校のとき、教室に行けない2年間があった。原因はいじめ。ローファーを水浸しにされたりと、心をズタズタにされた。しかし一転、転校した先は、自分の思いを親身にサポートしてくれる学校だった。自分は変わっていない。ただ、環境を変えたことで世界が広がった。研修でニューヨークに行ったり、念願の大学に入学が叶ったり、それが今の自信につながっている。
○…尊敬する恩師のもと、国際理解や発展途上国の貧困問題、SDGsの推進に興味を抱く。学外でも、30歳以下の若者が集い国際問題などに政策提言を行う有志グループに所属。広報業務を担当している。自分と同じ世代に発信していくことを大切だと考え、「特に、アフリカの現状をもっと伝えていきたい」と話す。使命感は募るばかりだ。
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