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公開日:2024.02.29
マスターズ水泳
80〜84歳級で日本新
宮下町在住 長谷部さん
宮下町在住の長谷部征子さん(79)が2月10日、千葉県で行われた日本マスターズ水泳協会公認の大会で日本新記録をマークした。(暦年齢のため)80〜84歳の女子200mバタフライに出場し、5分15秒18を記録。今年1月に同大阪大会で樹立した日本記録を自身で更新した。
長谷部さんは現在79歳。「12月生まれだから、それまでは(出場区別で)1番若くいられる。今年はチャンスだなと思っていた」と意気込みを話す。
1月に大阪で行われた同大会でも同じ部門に出場し、日本新記録を樹立していたが、今回2月の千葉大会で約1秒タイムを縮め、自身の日本記録を更新した。
54歳で初出場
長谷部さんは自身の子どもが通うスイミングスクールで補助スタッフを務めていた。初めて大会に出場したのは54歳のころ。平泳ぎで50mを44秒という速いタイムで泳ぎ切った。すると、水泳選手の経験がある娘から「お母さんは足が強い。でもターンが遅い。そこを改善してみては」とアドバイスを受けた。その言葉で上位を意識し、翌年の55歳にはタイムを1秒縮めてマスターズ水泳大会の平泳ぎで日本新を記録。年齢が上がった60歳でも日本新を記録したが、平泳ぎの選手の増加に危機感を覚えた。「この先も上を目指すなら出場人数が少ない種目の方がいいかも」と、200mバタフライに挑戦したのは70歳の頃だった。
「とっても疲れるのであまり選ぶ人はいない。だからこそチャンスがあると考えた」と長谷部さん。70歳、75歳と年齢区分が変わるごとに日本新を記録。今回出場した80〜84歳級でも狙い通り記録し、さらに自身で1カ月後に塗り替えた。
日頃は市民プールやスポーツクラブで練習。ストレッチを入念にして500mをゆっくり足をつかずに泳ぎ、ドリルやスイムと呼ばれる訓練に取り組む。4泳法で合計約1000メートルを泳いだあと、リラックスタイム。最近は膝関節症や脊柱管狭窄症、坐骨神経痛に悩まされながらも、1日3時間を週に3〜4日取り組んでいる。
「今年最大の目標は、同じ年齢区分の400m個人メドレーで日本記録を更新すること」と長谷部さん。
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