(PR)
ホットタブ社 医療に進出 クリニックと連携
入浴剤メーカー、株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット(八王子市東町)はクリニックと連携し、睡眠障害やストレスや免疫障害やアトピーなど、冷えにまつわる生活習慣病やフレイル予防などの診療、健康相談なども始めると発表(自由診療)。3月15日の「世界睡眠デー」から、東京TMクリニック(渋谷区)と提携し専用の重炭酸入浴剤を開発、オンライン診療を開始した=画像/下記二次元コード。
ぬる湯で治療
今回始めたリモートでの「温浴治療」(長湯式重炭酸温浴NO療法)は、38度から40度程度の「ぬる湯」に毎日30分以上浸かるというもの。医師が症状を見ながら専用の入浴剤での入浴指導を行い治療が進められる。
その入浴剤は、重曹とクエン酸とビタミンCとCBDという自然/食品植物由来の成分だけでできたもの。「重炭酸入浴剤」と言われ、化学洗剤やシャンプーが一切不要で体がきれいに洗え、水道水の塩素もカット。化学ストレスによる「バスロスゼロ」を実現するとされている。
1月13日に英国の学術誌「Scientific Reports」に掲載されたスタンフォード大学と鶴見大学による、この温浴療法の臨床試験報告では、睡眠障害や免疫やメンタルストレスへの効果が発表された。東大の研究部門もフレイル予防や医療費削減効果の検証や臨床試験を検討中で、自然療法による自己治癒力への効果の検証が続々と進みだしている。
病気の原因は…
そのような状況について同社代表取締役の小星重治さん(79)は、こう説明する。「欧米での臨床研究等から、戦後急増する生活習慣病の多くは、化学洗剤により肌バリアの皮脂が抜かれ、角質バリアが破壊されることが原因のひとつと考えられる。大面積の肌から水道水の残留塩素や入浴時の色や香りの化学物質の入浴剤や界面活性剤が皮下脂肪に経皮吸収され蓄積。それにより常時体に化学ストレスが加わり、血流が低下し冷えを生み、低体温化、睡眠障害や免疫障害に至る。これを戦後の入浴時の『バスロス』と呼んでおり、温浴治療で解消できると考えています」
大分県に発見
なお、小星さんはコニカ社員時代、ドイツのクアオルト(中性重炭酸泉)が、健康保険を使えて4週間も温泉病院に湯治入院することを知り(毎日3時間入浴)、それでほとんどの生活習慣病の治療が行われている実態に驚いた。その後、ドイツの医療泉と同じ泉質の温泉を求め日本中を巡り、大分県竹田市の「長湯温泉」に唯一この医療効果の高い重炭酸泉を探しだす。それをヒントに入浴剤を開発した。入浴剤は発売以来十数年で3億6千万錠を出荷。地元高尾山とコラボし2022年に発表した「高尾ホットタブ」もヒットしている。
その一方、同社は国や竹田市から委託を受け「クアパーク長湯」という国民健康増進温泉施設の指定管理者にもなっている。ちなみに今回リモート診療が「長湯式」と名付けられた所以はそこにある。
80でも元気に
小星さんは「高齢者が病気にならない健康法の普及を目指し国家財政を再建したい」と語る。定年制の廃止を進め、80歳まで4割の高齢者が元気に働き続けられる社会が実現すれば「社会保障費約30兆円も削減可能で、少子化対策や労働人口減、防衛費や社会保障費も賄え、世界が見本にする様な健全な超高齢社会が出来上がる」との思いで健康事業に力を入れており、今回の医療業界への進出も念願であったそう。
![]() 4月で80歳になる小星社長
|
八王子の高齢者の健康寿命を延ばす4月3日 |
|
|
|
|
|
<PR>