京王電鉄バスグループ(本社・府中市)は、4月1日から車内で掲示する氏名表記について、乗務員が考案した「ビジネスネーム」を導入した。
同グループによると、昨年8月の法改正で、バスやタクシーの乗務員の氏名を掲示する義務が廃止されたことを受けての措置という。車内の運賃表示板などには今まで通り乗務員名を掲出するが、乗務員のプライバシー保護を目的に、本名かビジネスネームか乗務員自身が選択できるようになった。
導入の背景として、同グループでは利用客からの意見を募るのに、車内にアンケートはがきを備え付けている。2022年度は電話や投書などを含む700件近い意見が送られた。いずれも同グループのバスについての肯定的な意見が寄せられており、その多くが乗務員の名前を特定した内容となっているという。
名前に愛着を
法改正で氏名掲示義務は無くなったが、プライバシーを守りつつ「お客様が乗務員に対し親しみを、より当社グループに愛着を持ってもらえるよう」名前形式であるビジネスネームを導入した。
制度の導入にともない、乗務員は胸のネームプレート(胸章)を外すことになった。
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