八王子市学園都市センター(旭町)で7月1日、映画『シェアの法則』の上映会が行われた。約180人が鑑賞した後には、主演の小野武彦さんと本作品の脚本を手掛け出演もしている岩瀬顕子さんの舞台あいさつが行われた。
小野さんは「長年警察の役を演じることが多かったが、税理士の役は初めてだったので緊張感があった」と振り返り、作品について「群像劇はチームワークが大切。皆で作っていくのは好きな方なので、楽しく参加させていただいた」と撮影を振り返った。また、岩瀬さんは「皆さんに見て頂いて光栄」とあいさつした後、「この物語はもともと舞台の作品。映画化にあたり、主人公の目線で書き直した。舞台と映画の脚本は結構違うので個人的に勉強になった」と話した。
主催したのは、多数の飲食店を展開する地元企業(株)クレア(町田典子会長)。創業40周年記念事業の一環として企画したもの。物語は老夫婦が経営するシェアハウスが舞台で、シングルマザーや同性愛者、元引きこもりなど、様々な事情を抱えた登場人物を通して、人とのつながりや多様性を認める社会の大切さを描いている。
大谷町から鑑賞に訪れた阿部美代子さん(72)は「いろんな事情や気持ちを抱える人の話が盛り込まれて、身につまされる感じの内容だった。シェアって、孤独を感じないようにお互いを大事にすることなんだと、とてもいいなと思った。感動した」と話した。
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