東京純心女子学園(滝山町)で7月13日、同校卒業生でお笑いコンビ「ラランド」のサーヤさんが講演会を行った。在学時の思い出話や在校生からの活発な質疑に応え、芸人らしく会場を沸かせた。
日野生まれ、八王子育ちのサーヤさん。同高卒業後は上智大学に進学し、漫才コンビを結成。M─1グランプリにアマチュアながら2年連続で準決勝に進出するも、広告代理店に就職。芸人として活動しながら会社員も務め、2021年に個人事務所を設立し社長に就任している。
講演では学生時代の経験がどのように社会で役立ったか、また芸人と会社員を同時に行うことの精神的メリットなどを語った。
サーヤさんは講演後に「10年ぶりくらいに来た。なじみの先生や校内の感じが変わらずにうれしい。(在校生について)根が真面目で明るくしっかりした感じの子が多く、純心の子っぽいなと思った」と本紙に語った。
この講演会は同校の教育プログラムの一環。社会で多様に活躍する女性をロールモデルとして紹介する企画で、「今を輝く女性たち〜新しい自分に出会うチャンス〜」と題して7月11日から3人の女性を紹介。初日は作詞家で作家の吉元由美さん、2日目はガラパゴス諸島の保全や交流を支援するNPOを立ち上げ、市内で「子ども食堂カフェ北野」を開設する奥野玉紀さんが登壇した。