八王子市は、土砂災害などを未然に防ぐ「盛土規制法」の施行を受け、7月31日(水)から市内全域を「規制区域」に指定する。
3年前に静岡県熱海市で起きた土石流災害は、大規模な盛土が起点となったとされている。国は昨年5月、盛土や切土など、人為的に行われる造成行為の崩落などによる災害を防ぐため、「宅地造成及び特定盛土等規制法(通称:盛土規制法)」を施行した。
これを受け八王子市では、市内全域が都市計画区域で同様の災害があった際「被害が発生しないと想定される区域は認められない」とし、市内全域を「宅地造成等工事規制区域」に指定した。これにより、市内で一定規模以上の造成行為を行う場合は、工事着工前に市への許可手続きが必要となる。
7月10日に八王子市役所で行われた市長会見で初宿和夫市長は、「(許可手続きの行程にある)工事の施工状況を報告する『定期報告』が特に大事だと考える。東京都と歩調を合わせ実施していきたい」と話した。
都内には大規模な盛土造成地が1584カ所あるが、市内にはその約3分の1を占める525カ所あるという。
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>