八王子の江戸情緒を世界に発信――。東京都が募集した「令和6年度 江戸情緒あふれる景観創出事業」に、八王子市中心市街地活性化協議会(会長/八王子商工会議所 樫崎博会頭)が応募。このほど、「八王子桑都千景プロジェクト」が採択され、都の指定地域として認定された。今後は、八王子の日本的景観とその文化を受け継ぐ市民の粋で作り出す文化を観光誘客に向け、国内外に発信していく。
この事業は、都内各地域の集客力強化や持続的な賑わい創出に向けた取組を支援するもの。国内外の旅行者のさらなる誘致に向け、江戸の風情を感じられる街並みを創出し、江戸の文化や伝統を活用したコンテンツの磨き上げ等を実施する地域を東京都が認定する。
江戸時代に、甲州道中の宿場町として栄えた八王子では、様々な企画を考案。江戸の商業文化である「のれん」で町を装飾し、八王子100年企業のれん会加盟店などの協力を得ながら、空間を演出する「桑都のれんプロジェクト」や、桑都テラスやまちなか休憩所八王子宿などの花街エリアを中心に、夜のライトアップで風情を演出する「桑都ライトアッププロジェクト」のほか、八王子芸妓、八王子車人形などの伝統文化を楽しむ機会の創出などを予定している。
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