戦国時代に八王子城を築いた北条氏照の雄姿を今に伝える「第13回八王子北条氏照まつり」が、10月27日(日)に元八王子町の八王子城跡で開催される。元八王子地区町会自治会連合会(野崎忠行会長)が主催。午前10時から午後2時まで。雨天時は11月3日(日)に延期。
見どころは勇壮な甲冑武者隊のパレード。八王子をはじめ北条氏ゆかりの小田原市、伊豆の国市など各地の北条武者隊も参加した約180人の行列が会場内を練り歩く。高尾山薬王院の山伏による法螺貝や会場を巻き込んだ勝どきなども行われ、戦国時代の気分を味わえる。和太鼓や吹奏楽、バトントワリングやダンスのステージもあり、飲食物などを扱う模擬店も出店する。
勇将を偲ぶ
氏照は戦国時代の末期に小田原に本拠をおいた北条氏の4代目当主、氏政の弟。滝山城、八王子城の城主を務め、戦上手で外交手腕にも優れた才能を発揮して北条氏の勢力拡大に貢献した。豊臣秀吉の関東征伐で北条氏が降伏すると、兄・氏政とともに切腹した。墓所は氏政とともに小田原駅近くの商店街の一角にあるほか、家臣が建立した供養塔が八王子城跡の近くにある。
まつりは氏照の活躍を後世に伝えるとともに、地域の歴史や文化的遺産の継承を目的に開催。昨年は約1万人が来場した(主催者発表)。実行委員会は「催しを通じて人の出会いと協働を促進し、地域の絆をより強めることで、有事の際に支え合える関係を構築できれば」と話している。
当日は臨時駐車場となる元八王子中学校と会場を結ぶシャトルバスも運行する。問い合わせは【携帯電話】090・8084・7173。
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