プロリーグへの参入を目指し設立した「NISHI SATOアローレレディース」の主将を務める 鳥海 由佳さん 市内在住 28歳
「負けず嫌い」が原動力
○…目指すは女子サッカープロリーグである「WEリーグ」への参入。WEリーグ経験者として、「求められる技術や役割は大きい」と主将の顔をのぞかせる。メンバーの技術レベルは個々それぞれ。一気に引き上げるのではなく、まずは「チームづくりから」。発足から約8カ月、9月に行われた都女子3部リーグの初公式戦では14対0で快勝。その後も2戦2勝し、出だしは好調、といったところだ。
○…兄と姉が習っていたことから、自然とボールを蹴っていた。両親、そして妹もプレーヤーの「サッカー一家」だ。学童期は松が谷FCで練習に励み、中高大と所属チームで着実にレベルを上げ、WEリーグの大宮アルディージャVENTUSで1シーズン経験を積んだ。小学生の頃から放課後はすぐにクラブに向かい、土日も当たり前に試合。「サッカー以外のことはあまりしてこなかった」というくらい、ボールとともに生活してきた。
○…だが、ケガと隣り合わせでもあった。大宮アルディージャ時代はケガで4回手術をし、アスリートとして先が見えない状態に陥ったことも。そんな中でも、ともにリハビリを耐え抜いた仲間と出場したシーズン最終節で、自身WEリーグ初のゴールを決めた。試合には負けたが、「辞めないでよかった」と思えた瞬間だった。「ケガは、悪いことだけじゃない」。そういって自身を奮い立たせるのだ。
○…マイペースだが負けず嫌い。「この人に競り負けるくらいならもっと練習してやる」。これがモチベーションの源でもある。一方で、オフの日はアウトレットモールや温浴施設へ「よく行く」一面も。ペットの小型犬・パピコを可愛がっており、散歩が息抜きのひとつだ。
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