日本人の2人に1人は罹患するとされる「がん」。館町にある東京医科大学八王子医療センターで11月30日(土)、「希望をつなぐ がんリハビリテーション 〜その可能性と力」と題した講演会が開かれる。がん患者のしゃべり場として開いてきた「やまゆりサロン」が100回を超えたことを記念して開かれるもので、誰でも参加できる。
講師は慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室の辻哲也教授。同センターは「治療中や治療が一段落しても、その人らしく生活するために大切なリハビリについて、がんリハの第一人者の先生をお招きしてお話をしていただきます。どなたでも気軽にご参加ください」と呼びかける。
午後2時から3時まで。申し込み不要で入場無料(駐車場は有料)。要マスクの着用。問い合わせは同センター【電話】042・665・5611。
おしゃべりで前向きに
やまゆりサロンは月に1回、がん患者や家族が自身の体験や思いを自由にしゃべり合い、支え合う交流の場として2015年に始まった。コロナ禍以降は対面だけでなくオンラインも活用しながら開催を続け、今年5月に100回を迎えた。
参加者からは「症状を話すだけでも気が楽になる」「参加すると心が軽くなる」などの声が出ている。サロンの立ち上げ時から運営に携わる同センターがん相談支援室の渋谷弘子さんは「続けて来られたのは、院内のさまざまな職種の協力、会場づくりなどを手伝ってくださる参加者の皆様のおかげ。入院患者が参加しやすい環境を整えるなど、これからも継続していきたい」と展望する。
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