八王子市役所の2階にある喫茶室が、11月29日をもって41年の営業に幕を閉じる。
庁内には地下1階にも飲食物が食べられる広い食堂があるが、そことは異なり、中庭に隣接する約40席のこじんまりとした喫茶室。両方とも一般市民の利用可能だ。
1983(昭和58)年に、現在の住所である元本郷町に移転した本庁舎。当時の資料によると、開庁時からこの場所で喫茶室が開かれていたという。
同期との語らいに
コーヒーやトースト、サンドイッチなどの軽食が注文できる喫茶スペースとして、長年職員の食事処や来庁した市民の休憩所として親しまれてきた。利用したことのある職員の1人は、「同期の仲間とランチするのに使った。落ち着いた雰囲気だし、閉店は寂しい」と話す。
この喫茶室で34年間働く女性従業員は、「私と同じくらい、30年以上ほぼ毎日通っている常連の職員のお客様もいる」と話す。また、この喫茶室は地下の食堂と運営会社が同じ。昔、職員が食堂で慰労会を行うのに、20人前のサンドイッチを何皿も作って運んだこともあるという。
現在は営業時間が縮小され、午後3時には店を閉めている同店。原材料費の高騰などを背景に閉店が決まり、営業は残すところ約2週間だ。このスペースの今度について、市役所担当者は「どう利活用するかは未定」と話している。
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