赤ちゃんや家族と地域をつなぐイベントを初開催する 上島 浩子さん 上川町在住 43歳
現代の育児、皆で支えを
○…「赤ちゃんは生命力に溢れる、すごい力をもって生まれてくる。赤ちゃんとパパとママがつながる、通訳のようなお手伝いをしたい」。そんな強い思いで初めてのイベントを企画した。ベビーマッサージや寝かしつけ、トイレトレーニングなどを専門的に指導する個人事業主の母親たちを中心に声をかけた。「現代の育児に必要なサービスを提供している人がいることを知ってほしい」
○…長房町出身。高3の進路で「なんとなく」福祉系の大学を選んだ。大学で幼稚園教諭と保育士の資格を取り、新宿区の幼稚園に就職。結婚し、産育休を経て復帰するも第2子妊娠を機に退職。憧れの専業主婦になったが「自分には向いていない」と市内の子育てひろばのスタッフに。そこでベビーマッサージの需要を実感。資格を取り、自ら教室を主宰したのが31歳のころだ。
○…昔は伝承されていた抱き方やふれあい方など育児のコツを現代でも伝えたいと、ベビーマッサージを通してたくさんの子育ての悩みや不安に寄り添ってきた。活動を通じて「性格が変わった」と振り返る。20代は真面目で考えすぎる性格だったが、今では心地良さや感覚・感情を大切にできるようになった。触れることを意識すると、親子や人間関係の適切な距離を意識するようになるという。2人の愛娘が多感な時期にも、ベビーマッサージで学んだことが生かされた。
○…仕事で出会う赤ちゃんとの時間が癒しになり多くの人と交流する一方、1人の時間も大切にしている。お気に入りのカフェで過ごす時間はリラックスタイムだ。現在は一般社団法人を設立し、指導者の育成に力を入れる。「地域で子育て支援をリードできる人を増やしていきたい」
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