聖パウロ学園高等学校(下恩方町)の生徒らが12月19日、出荷予定がなくフードロスになる可能性のあった「ロスゆず」を活用したビールをつくるため、ゆずの皮剥きを行った。
このゆずは、12月中旬に上恩方町で同校や恩方中学校の生徒らが収穫したもの。そのままにしておくと猿やイノシシが荒らして獣害に発展する可能性があったため、その対策として収穫された。
市では一昨年から、学校や町会と協働して、収穫予定のないゆずを収穫し、学校給食などに活用する取り組みを行っている。今回はその一環として、民間企業の高尾ビール株式会社(初沢町/池田周平代表取締役)が協力し、ゆずを使ったオリジナルビールを製造することになった。
19日に行われたワークショップでは、同校や恩方中学校の有志生徒約15人が参加し、自分たちが収穫したゆずの皮剥きを行った。参加した男子生徒は「皮が硬いしピーラーがすべってやりづらい」と苦戦しながらも熱心に手を動かしていた。
このあと同社では、ゆずを漬け込んだ麦汁を発酵させ、香り高いビールをつくる予定。池田代表は「体験を通してお酒づくりの工程を知ってもらうとともに、地元にうちのようなビール製造会社があることや、ビールを扱う職業があることを知るきっかけになってほしい」と話した。
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