グラススキーの日本一を決める「第40回グラススキー全日本選手権」の一般男子・大回転競技(ジャイアントスラローム)で優勝した下柚木在住の西原孝俊さん(19)が、昨年12月24日に市役所を訪れ、初宿和夫氏市長に結果を報告した。
西原さんは宮崎県の国富町法華嶽公園グラススキー場で10月に開催された同選手権に一般男子の大回転競技と回転競技で出場し、大回転競技で優勝。市長表敬では「グラススキーからはしばらく離れていたので、入賞できたら良いぐらいに思っていたが、優勝できてしまった」と自身も今回の結果に驚いたことを明かした。スキーとの違いや競技を始めたきっかけ、大会の様子などについて西原さんから話を聞いた初宿市長は「地元の選手に大きな大会で素晴らしい結果を残していただいた。これからも活躍に期待しています」とエールを送った。
目指すは世界
八王子出身の西原さんは3歳からスキーを始め、小学校1年から本格的にアルペン競技のチームに所属。全国大会での優勝経験もあり、現在も別の団体でスキーを続けている。グラススキーとは小学生の頃に出会い、ジュニアの全日本大会で準優勝に輝いたこともあるが、スキーをメインにしていたため10年近くご無沙汰となっていた。時間に余裕ができたため、2024年の春から練習を再開したという。競技の魅力を「グラススキーはスピードが出ると急には曲がれないので、スキーに比べ失敗をリカバリーしづらい。一瞬の判断力が求められる難しさが良い」と語った。
現在は「TEAM DLWH」に所属し、グラススキーでは雪のない4月中旬から10月末頃にかけて長野県の斑尾高原スキー場で練習を重ねているという西原さん。「日本一になれたので、2025年は夏の世界大会予選にエントリーして、世界に挑戦したい」と力強く目標を掲げた。
草の上を滑走
グラススキーは、草(英語でグラス)の斜面をキャタピラベルトの付いたブーツを履いて滑るスキー競技。雪の上を滑るスキーの夏場のトレーニング用競技として1960年代にドイツで生まれ、日本を含む世界中に広がって大会も開かれるようになった。種目には標高差などの異なる回転、大回転などがあり、コース中に設置されている複数の旗門を通過しながら斜面を滑り降り、そのスピードを競い合う。
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