東京たま未来メッセで1月12・13日、「日本遺産桑都フェスタ2025〜繊維でつながる”織物のまち”」と題したイベントが初めて開催された。主催は日本遺産「桑都物語」推進協議会。
全国から「繊維」をテーマにした日本遺産が集結し、それぞれブースを出展。染物屋のワークショップや桑の葉を使ったお菓子販売などが行われた。中でも注目は、2つの新しい織物製品。1つは日本遺産地域が連携して製作したストールやスカーフなどの製品。群馬の絹糸を使い、山形の紅花染めと徳島の藍染めで染め上げ、八王子で1枚の織物に。藍色と紅色が特徴で、滑らかな手触りで各地の伝統工芸の魅力が詰まった商品となっている。
2つめは「ottary(オッタリー)」と題した新しいテキスタイルブランド。織物のまち・八王子の魅力を発信するため、日本遺産「桑都物語」推進協議会と八王子市内の織物・染物事業者が協力して開発。第1弾としてトートバッグとタオルを展示した。担当者は「まだ製品ができたところで価格は決まっていない。さしあたっては販売開始を目指したい」と話していた。
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