市や町会、地元生徒らと不要ゆずを使ったビールの製造に取り組んでいる 池田 周平さん 初沢町在勤 44歳
ビール介して交流創造
○…サルやイノシシに荒らされないよう、地域の学校に通う生徒らが収穫した「不要ゆず」。今春の発売を目指し、ゆずを使ったビールを製造中だ。以前から八王子産の果樹などでビールを造っているため、製造自体は慣れているが、今回は少し心持ちが違う。「ビール造りの過程だけでなく、自分のような職業があるということを知ってもらえたら」と同事業を引き受けた経緯を話す。
○…北海道出身。デザイン会社や広告会社でエンジニアやプロデューサーをしていた。都心に住んでいたが、山歩きが趣味で、休みには高尾山や南アルプスなどの山に出かける日々。そのうち、往復の時間すら惜しく感じ、ついに高尾地区に引っ越した。今から10年前の話だ。
○…いざ住んでみると、高尾駅周辺には一杯呑める店が少ないことに気づいた。出かけたあとや、登山帰りに気軽に立ち寄れる場所。「無いならつくるか」。それがビール工房立ち上げのきっかけだった。仕事を続けながら、アメリカの大学のオンライン授業で醸造所の運営方法などを習得。数年後には下恩方町に醸造所を構え、酒類製造免許も取得した。「高尾山のふもとの町のローカルビール」として、自店舗では生ビールを提供し、缶・ボトルビールを市内の飲食店などに卸すようになった。
○…昨年には、高尾駅前の京王電鉄が手がける商業ビルに出店。店内に新たに醸造所を構え、その場で出来立てを味わえるように。脱サラして、ビール業界に飛び込んで8年。「両親がサラリーマンだったこともあり、いろんな職業が世の中にあることに気づくのにだいぶかかった」と話すが、『ビールを介して人と人とが交流する拠点を作る』という目標は、着実に叶いつつある。
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