千人町の八王子市中央図書館が、今年1月に創立40周年を迎えた。年間入館者数30万人、図書貸出数67万冊(2022年度)。市内にある市立図書館9館の中で最も開設年度が古く、八王子市における図書館業務の基幹を担う施設として幅広い世代に利用されてきた同館の歩みを振り返る。
中央図書館は1985(昭和60)年1月27日に開館。当初24万冊余りだった蔵書数は、現在では85万冊になった。2003年にホームページでの蔵書検索、翌年に図書館予約サービスを導入するなどウェブサービスを拡充し、18年に電子書籍も始めた。24年10月にはセルフ貸出機を導入。さらに書籍や雑誌の貸出数を従来の10冊から20冊に増やす一方で、予約の取り置き日数を2週間から1週間に改定するなどのシステム変更を行い、利用者が快適に資料を借りられるようにした。
時代に合わせて新たな仕組みを導入するなか、役割を終えるものもある。資料の老朽化や貸出数の減少などを受けて、1月31日(金)をもって約1万5000点あるカセットテープの貸し出しを終了することが公表されている。
26年に10館目も
市が子安町の医療刑務所跡地に2026年10月オープンに向けて工事を進めている「(仮称)八王子駅南口集いの拠点」内にも、ライブラリが整備される。開設されれば市内10館目の図書館となる。敷地内のカフェや公園に本を持ち出し、好きな場所で読書を楽しめる「どこでも図書館」を目指しているほか、自習スペースやグループ学習に利用できるスペース、乳幼児向けの「こどもひろば」なども備えている。
中央図書館の堀内栄史館長は、40周年を迎えられたことについて利用者に感謝を述べ「これからも来館者サービスの向上に努めていくとともに、電子書籍や音楽配信などの非来館型サービスの充実にも力を入れていきたい」と展望を語った。
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