八王子馬上弓武道推進委員会の会長を務める 馬場 浅雄さん 大楽寺町在住 71歳
「我逢人(がほうじん)」、胸に掲げ
○…「子どもたちに実際の体験を通して学ぶことの大切さを伝えたい」。3回目の開催を迎えた「馬上弓くらべ」も、そんな場の1つにしたいという想いがある。今会場では初開催ということもあり、関係各所へのあいさつなど会長として奔走した。「地元の方の理解と協力のおかげで開催できた。今後も地域密着で盛り上げたい」
○…元八王子小、元八王子中卒業。書道家だった父の影響で、幼い頃から書を嗜んだ。高校時代は医者を目指していたが医大進学への道が絶たれると、父の勧める大学に進学し、書道を専攻。本格的に書道家の道を歩み始め、父とは違う流派を学び、自身の書を確立しようと努めた。卒業後は市内の私立学校の書道教員として勤務。約40年間勤め上げた。
○…転機だったと振り返るのは40代で始めた少林寺拳法だ。我が子の習い事に自分も参加してみると、尊敬できる指導者と仲間に出会えた。東日本大震災発生時には「何かできることをやろうよ」と、教員や少林寺拳法の仲間たちでTシャツを作り、その収益を被災地に寄付する活動を10年間続けてきた。「出会いって大切。呼びかけに応えてくれる仲間に出会えた。被災地の人にも一人じゃない、周りがいるよって伝えたかったのかも」とはにかむ。
○…退職後は自宅の敷地内にあった家屋を「友隣館」と名付け、館長に就任。書道教室はもちろん、少林寺拳法の稽古場や地域サロンとして、地域の人が交流できる場をつくっている。今も続く教え子との交流や地域活動の日々で実感している言葉は「我逢人」。曹洞宗の開祖道元禅師の言葉で、人と逢うことの尊さを表した言葉だ。「動き出せば誰かに会える。これからは受けたものを返していきたい」
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