保育園など18の福祉施設を運営する社会福祉法人多摩養育園(八木町/足利正哲(しょうてつ)理事長=写真)では11月15日(日)に第7回福祉まつりを開催する。地域住民との交流、福祉への理解を深めてもらうことが目的。法人関係者以外も参加可能。
会場は法人事務所がある光明ビル、併設する光明第一保育園、そして隣接する八木町公園。時間は午前10時から午後3時30分まで。ビル内のホールでバザー、公園でステージ、模擬店が開かれ、園庭は「あそびの広場」となる。
なお、当日は東日本大震災の復興企画として、岩手県の物産展や東北の郷土料理「せんべい汁」の出店もある。イベントの収益は被災地への義援金などとなる。
続ける被災地支援
同法人では東日本大震災について2011年5月から継続的に支援活動を行ってきている。
足利さんが同月、単身で被災地を訪れ、悲惨な状況を目の当たりにしたのが活動のはじまり。以後、チャリティイベントの開催や現地でのスタッフ研修などを企画してきた。研修は毎年、40人程度が参加し、高齢者施設をまわるなどしている。「訪れると感謝をされ、『忘れないで』と言われる。現地へ足を運ぶことで学ぶことが非常に多い」と足利さんは研修の意義を話す。
また、同法人では7年ほど前から、東北地方で開催される就職イベントに参加しており、現地の若者らを雇用する機会を設けている。震災後もこの事業を続けており現在、数人が八王子市内の施設で働いている。
「かつて子どもたちは地域で育てられていた。あの頃の雰囲気を取り戻せたら」。足利さんは福祉施設を「地域の大きな家」に例える。「だから色々な人に来て過ごしてもらいたい」。福祉まつりはその考えの一環の企画でもある。
問い合わせは事務局【電話】042・623・3388へ。
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