神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2022年4月14日 エリアトップへ

八日町・就労支援作業所 利用者の個性、絵画に 初の展示会 セレオで5月

社会

公開:2022年4月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
作品を手にするシアターキーさん(左)と井上さん
作品を手にするシアターキーさん(左)と井上さん

 八日町の就労継続支援B型作業所を運営する「NPO法人しあわせのたね」が5月6日(金)から15日(日)まで、セレオ北館で初の絵画展を開催する。八王子市、タウンニュース社ほか後援。

 同所の利用者10人ほどが色鉛筆や水彩画、パソコンなどで描く個性豊かな作品が並ぶ。

「次の線が見える」

 利用者の井上至高さん(36)とシアターキーさん(24)はコラボ作品を出展する。井上さんが描くペン画に、シアターキーさんが色付けしたもの。井上さんの作品は、切り絵のような太さの強弱をつけた線が特徴。女性、抽象、動物など、モデルはなくイメージで描いている。下書きはせず、一度描いた線を消すことはしない。「次にどこに線を描けばいいのか見える」という。

 井上さんは7、8年前、はがきに1千枚の絵を描くことを自らに課した。当時はポスターカラーで色付けも。「追われるように描いていたけど苦痛ではなかった」と当時を振り返る。

 1千枚描き上げると「これからは神経を使わずに休みながら描いていいのかな」と、以来、絵に色を付けていないという。

「色 浮かび上がる」

 そんな井上さんの絵をシアターキーさんは同所でたまたま見た。「見た瞬間色が浮かび上がってきた。どうしてもこの絵に色をつけたい」と井上さんに申し出たという。

 パソコンを使用し、色付け作業に要する時間は30分程度だという。「浮かんだ色を当てはめていくので、時間はかからない。井上さんの絵には感情がある。それを大切にしたい」と話す。井上さんは「色彩感覚が豊か。僕とはちがう塗り方で任せられる人」と満足する。コラボ作品は100点近く。絵画展では2人が選ぶ作品を展示する。

 会場は同館9階のフォレストガーデン。問い合わせは同団体【電話】042・649・7085。

※本紙・Web限定記事に詳細を掲載
※本紙・Web限定記事に詳細を掲載

八王子版のローカルニュース最新6

「日舞で伝統を身近に」

芸妓小太郎さん

「日舞で伝統を身近に」

無償で稽古を開始

10月17日

被災地支援で輪島市へ

被災地支援で輪島市へ

市民ボランティア14人ら

10月17日

必見、猿まわし

必見、猿まわし

19日・20日 別所の商業施設

10月17日

手話・要約、「伝わる」世界目指し

求められるスピーディーさ

手話・要約、「伝わる」世界目指し

10月17日

高尾山に杉苗奉納

完山金属

高尾山に杉苗奉納

30周年記念事業で

10月17日

無料相談に38組

無料相談に38組

不動産協会の地域貢献

10月17日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月17日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook