八王子市は、今月移転した保健所の跡地活用をテーマに意見交換の場を企画。9月から来年1月にかけて行う全4回のワークショップの参加者を募集している。旭町の2千平方メートルの跡地を「都市型広場」に位置づけ、用途や整備計画を検討していく方針だ。
都市型広場めざす
再開発計画がある旭町・明神町地区周辺のうち、今回のワークショップは市有地である保健所跡地のみが対象。エリア全体の整備には時間を要するため、市は跡地の暫定的な活用方法を模索する。ワークショップを通じて、市民が求める機能や用途の提案を受け付けたいとしている。市は跡地の一時的な方向性を「都市型広場」と想定。旧保健所の建物は今年度中に解体する予定だ。
2009年度に地元関係者による「旭町・明神町地区周辺まちづくり懇談会」が発足。意見交換を経て、市は11年に「旭町・明神町地区周辺まちづくり構想」を策定した。都が整備し、10月に開業予定の都立多摩産業交流センター(東京たま未来メッセ)をはじめ、八王子駅北口駅前広場、東放射線アイロードなど約12ヘクタールを対象区域としている。
対象区域のうち、東京たま未来メッセや市街地再開発など整備予定の約2・7ヘクタールの地区を「旭町・明神町地区」と位置づける。市は昨年末から年明けにかけてパブリックコメント(意見公募)を実施。「まちづくり構想」を改定した。
都税事務所などが入る八王子合同庁舎(明神町)は、複合施設として東京たま未来メッセに隣接する合同庁舎に移転する予定。明神町の合同庁舎は保健所跡地と併せて、地権者の合意のもと一体的に再開発を進める予定だ。
ワークショップの参加条件は市内在住か在勤、在学で18歳以上。日程は9月17日(土)と10月8日(土)、12月、来年1月ごろの全4回。第1回は周辺地区を歩く形式を予定している。定員は20人程度を想定し、応募者多数の場合は選考となる。
申し込みは8月31日まで受け付け、選考結果は9月9日までに市が応募者に連絡する。詳細は市街地整備課のサイト。
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