持続可能な水の防災拠点を全国に広げ、巨大災害から人々の命を守りたい--。四谷町で宅配水工場を営むウォーターポイント(株)(本社・広島県/小早川克史社長)は今月、給水特化型の防災拠点をつくる新たなプロジェクトを始動。クラウドファンディングで資金支援を呼びかけている。
このプロジェクトは、災害時に2千人分の水を供給できる宅配水工場に、災害用設備を常設しようと計画。民間主導の緊急避難所として、同社が四谷町で運営する「ウォーターポイント八王子」の防災拠点化を確立させたいとしている。
初日に100万円
クラウドファンディングで同社は、公開初日の今月13日に第1目標の30万円と第2目標の100万円を達成。集まった資金は保存食450食を含む炊き出しセットと女性用トイレ1基、「民間緊急避難所」を運営する資金に充てられる。これを受け、同社は第3目標(サードゴール)を250万円に設定。テント用トイレや電力供給セットなどを追加するという。
支援募集期間は3月31日(金)午後11時まで。詳細はウェブ「ウォーターポイント レディフォー」で検索。
昨年6月に開業したウォーターポイント八王子は、八王子市と「災害時における生活用水の提供に関する協定」を締結。近隣に住む住民らの給水所として、有事に生活用水や飲料水を提供する拠点となっている。同社は、水の自販機を全国のスーパーやドラッグストアなどに約2900台導入した実績を持つ。
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