東京たま未来メッセで今週末行われるスキルトイの交流大会「スピンギアカップ」を主催する 長谷川 貴彦さん 長房町在住 47歳
サブカルじゃ終わらせない
○…ヨーヨーやこまなど、遊ぶのに技術や器用さが求められる「スキルトイ」。この交流大会を明神町で主催する。今冬には、スキルトイの一つ「こま」の単独国内初となる、世界大会が同じ会場で開催される。その機運を高めるための交流大会。練習すればするほど技ができたときの達成感が醍醐味で、「一度体験すればその奥深さを分かってもらえるはず」と、今から期待に胸を膨らませる。
○…90年代後半に一世を風靡(ふうび)した「ハイパーヨーヨー」。その面白さに魅了され、気づけばヨーヨーのプロに。2011年には自身3度目となるアート・パフォーマンス部門の世界チャンピオンの称号を手にした。特異なジャンルの先駆者として、多くのテレビ番組などで指導者として活躍。しかし、目指していたのはコミュニケーションツールとしてのスキルトイ。「流行りでは終わらせない」と、同年に市内で会社を立ち上げた。
○…自身が世界で初めて完成させた技「ソロハム」。高度な技の一つで、ひもに乗せた2つのヨーヨーを自由自在に操る。それを社名に掲げた。「スキルトイはサブカルチャーという印象がどうしても強い。でも今や立派なカルチャーではないか」と力説。子どもも大人も、器用な人もそうでない人も。だからこそ、交流大会は初心者大歓迎。ミニコンテストもあるが、体験会にプロのショーなど、誰もが楽しめる内容を心がけた。
○…中学1年生の息子は、こまの方が楽しいよう。今年行われたこま技の全日本大会では、2部門で優勝。父親譲りの期待の星だ。息子は出場者として、父親は主催者として12月の世界大会に挑む。「ここ八王子から盛り上げていきたい」。愛する文化の仕掛け人として、挑戦を続ける。
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