長房町にある特別養護老人ホーム「長舟園」(田口功人施設長)の屋上庭園にクリスマスイルミネーションが初めて灯され、幻想的な光の演出が利用者の目を楽しませている。12月1日に点灯式が行われ、同施設最高齢の利用者が点灯スイッチを押した。
イルミネーションは、同園の職員が企画したもの。3年にわたるコロナ禍で施設のレクリエーションや外出などがほとんどできない状態が続いていたことから、「利用者の皆様に喜びや感動を届けたい」と考案、同園の開設10周年記念事業として実現した。
施設の4階にある約800平方メートルの芝の屋上庭園に、職員らが試行錯誤しながらイルミネーションの配置や演出を考えた。職員の一人は「なかなかイメージ通りにならず不安になりながらも、利用者の皆様の喜ぶ顔を想像しながら少しずつ準備した」と振り返る。
夕暮れ時に行われた点灯式では、大正7年生まれで105歳の女性利用者が点灯役に。サンタ帽やトナカイの角などを付けて盛り上がる利用者や職員らに見守られる中、田口施設長と力を合わせてスイッチを押すと、イルミネーションが色とりどりに輝いた。利用者は「とてもきれい。ここに来るのが楽しみになる」「昔、近所のイルミネーションを観に行った」などと笑顔で感想を話していた。感染症対策で一般の観賞はできないが、25日(月)まで点灯している。
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