4月27日・28日開催のフラワーフェスティバル由木祭典委員会の会長を務める 佐藤 利男さん 松木在住 71歳
花や緑に敬意込め
○…由木や南大沢などの地域コミュニティの醸成を目的に、1999年から始まった「フラワーフェスティバル由木」。南大沢中郷公園などを会場に、ガーデニングショーやバザー、ステージ発表など、花や緑を1日楽しめる屋外イベントだ。実行委員会の会長を初めて務めた昨年は、コロナ禍を経た4年ぶりの開催で、来場者数は過去最多の約12万9000人。「去年以上の来場者が来てくれるといいが」と開催の無事を祈る。
○…松木で生まれ育った生粋の八王子っ子。当時の由木村は山に囲まれ、「下の方は田んぼ、上の方は畑が広がっていた。そして夏は暑くて冬は寒い」と昔を懐かしむ。一方、「(当時の様子を)覚えている人はほとんど周りにいなくなってしまった」とぽつり。多摩ニュータウンの開発が始まってから、街の風景や住む人たちは急激に変わったが、「だからこそ花や緑を大切にしていこうと、この催しが始まったと聞いている」と先人の思いを継ぐ。
○…前会長の体調不良を受け代理で運営実務にあたる中で、コロナ禍に突入。実行委員会を構成する住民協議会の中には、2年ごとに役員が変わってしまうところもあり、「中止期間が長引くと、皆が運営のノウハウを忘れてしまうのではないか」という懸念もあった。「地域の催しを次の世代に伝えていかないと」。そんな思いを込めた再スタートだった。
○…忙しい合間に楽しむゴルフが息抜き。同フェスティバルの実行委員会会長のみならず、南大沢市民センター住民協議会の会長や、松木町会の会長なども兼任する。幼い頃は「引っ込み思案」だったが、兄の影響で地域貢献を意識するように。「自分も地域のためにできることをしたい」が活動の原点だ。
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