八王子交通事業(株)に勤めるタクシードライバーの川松光生さん(62)に6月10日、特殊詐欺を未然に防いだとして高尾警察署(松山政司署長)から感謝状が贈られた。
川松さんは5月某日、深夜23時過ぎに80代女性を送迎。迎えにつくと、女性が携帯電話で話しながら乗り込んできて「コンビニまで。お金をおろして帰りたい」と告げた。なんとなく会話を耳にしていた川松さんは『プリペイドカード5万円』という言葉に違和感を覚え、停車。女性に事情を聞き、電話を切り詐欺を防いだ。
女性が被害にあいそうになっていた手口は「サポート詐欺」といわれるもの。自宅のパソコンに偽の警告が表示されたり警告音がなったりし、表示されたサポートデスクの電話番号にかけると、お金を用意するように指示される。
川松さんは身内にも詐欺電話がかかってきたことがあり、会話内容で「詐欺では?」とピンときたという。川松さんは 「(女性は)その様子からなんとなく知り合いや身内と話しているようではなかった。かなり気が動転していた。もしやと思い、声をかけてよかった」と話した。
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>