もとはち音頭を復活させた元八王子地域住民協議会の会長を務める 飯田 勝さん 横川町在住 86歳
冷静で穏やかなまとめ役
○…「地元を愛することを表現するのに、歌と踊りはシンプルでいいじゃないかと思った。やってみよう、と二つ返事したね」。『もとはち音頭』のアイデアを受けてすぐに取りかかった。協議会メンバーの枠を超えて地元一丸となって復活できたことに満足している。「3〜4年はかかると思っていたら1年で出来てしまった。皆さんのご協力に感謝しかない」
○…山梨県出身。野山を駆け回るわんぱくな少年時代を過ごした。父の背中を見て、「自分も電気を作りたい」と東京電力に入社。全国各地の火力発電所に勤めた。単身赴任も長く、地域活動とは無縁の現役時代を過ごしたが、転機は50代のころ。三男が中学生の時にPTA会長を務めたのを機に、地域活動に参加するように。中でも、市の社会教育委員を務めたことで、「人は1人じゃ生きていけない。となり近所で助け合っていかなくては、と強く感じた」と、今も抱く気持ちに出会った。
○…現在も、つつじヶ丘自治会や市住民協の会長など、地域団体の長を歴任。たくさんの人と関わる中で、人間関係の諍いをおさめるのも役割の1つだ。心がけているのは「1歩下がって相手の事情を聞くこと」。特に「リーダーはカッとなってはならない。冷静で穏やかに」が持論だ。「70代を過ぎると、皆残り少ない人生を意識する。笑顔でいる努力をしよう、と言うと伝わるよ」
○…日々の活力はサッカー観戦で養う。故郷のヴァンフォーレ甲府のサポーターとしてアウェー戦にも遠征するほど。後援会が用意するバスに乗って向かえば仲間も増える。「楽しい雰囲気が大好き。ごく自然に、皆で仲良く穏やかに過ごせれば、それが一番」。飯田流のつながりづくりが地域活性を促す。
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