地域の「つながりづくり」を、楽しみながら構築しようと活動する団体がある。NPO法人恩方ベース(山本輝男会長=人物風土記で紹介)だ。
穏やかに流れる北浅川とあふれる緑が特徴的な上恩方町にあった元空き家が拠点。高齢者サロンや郷土史の勉強会、座禅会、農作物を育てて収穫・販売したり。最近では女性が企画する催しも増え、広がりを見せている。
「ベースにはいつも誰かが来て何かやってるな、というイメージにしたい」と話すのは副会長の山本喜紀さん(60)。7月17日にはスマホ教室が行われ、市が導入している健康増進アプリ「てくポ」の使い方などを8人ほどで学んだ=写真下。参加した小川康子さん(61)は「お店に行くより気軽でいい。その場で質問しやすい」と話し、山本紀子さん(56)は「恩方でやってくれるのは助かる」と満足気。
もう1人の副会長 渕上忠晴さん(68)は「会話したり、作業したりする中で知り合いになれるのも狙いの1つ」と話す。同ベースは先輩格の小津倶楽部の活動を参考に運営開始。現在は役員11人に加え、ボランティア会員が100人以上所属。連絡網の機能を持つスマホアプリを使って情報を発信。会員同士の交流も深まっているという。
「恩方は典型的な高齢化地域。空き家問題などもあるけど、自然があふれてるし、空気は美味しい。外国人旅行者にも受けるんじゃないかと考えてる。恩方に可能性はあると思う」と山本会長。
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