せいさフリースクールはちおうじ 今すぐに通える場所がある！ 自分に合った「学び場」を星槎で

　文部科学省の調査では小中学校の不登校児童生徒数は年々増加傾向にあり、2022年度には約30万人と過去最多に。原因も「いじめ」や「友人関係」だけでなく、「学校と合わない」「勉強をする意味がわからない」など学校に〝行けない〟のではなく〝行かない〟という主体的な不登校も増加している。

　こうした時代の変化の中で、既存の学習の形にとらわれず、一人ひとりの興味や才能に寄り添った柔軟な教育とサポートが受けられるフリースクールが、「新時代の学びの場」として評価が高まっている。

「社会で生ききる力」を育てる

　「せいさフリースクールはちおうじ」は、全国に校舎を持つ星槎グループが運営母体。小学生が対象の「小学部」と中学生が対象の「中学部」があり、週１日から登校することができる。

　同校では教室を「小さな共生社会」と捉え、「仲間をつくる」「人を認める」「人を排除しない」を約束事に、子どもたちが自分の夢や目標に向かって挑戦し、助け合い学び合いながら成長する環境を提供することで、自分に自信をもって「社会で生ききる力」を育むことを大切にしている。

自分のペースで学べる

　指導内容は、一人ひとりの状況や関心に合わせて作成。学習のスタイルやペースを自分で選べるので、「〇〇しなければならない」「みんなのペースから遅れたらどうしよう」といった不安から解放され、のびのびと学校生活を送ることができる。

　好きなこと、興味があることをにどんどんチャレンジさせてくれるのも特徴。将来の夢の実現や自立を促進できる。

　みかん狩りなど八王子の自然環境を生かした体験学習や課外活動も多く、仲間との充実した学校生活の中で人間関係など勉強以外の社会的スキルや生活スキルなども身につけられる。

先生や高校生が学校生活を丁寧にサポート

　敷地内に星槎国際高等学校がある利点を生かし、一人ひとりに高校生の「ピア・サポーター」が付いて学校生活をサポートしてくれる仕組みもある。年齢の近い先輩がお昼ご飯を一緒に食べたり、話し相手になってくれるなど様々にサポートをしてくれるので、安心して学校生活をエンジョイできる。

興味を伸ばし、視野を広げる

　教室は２部屋あり、席は自由。登校したら、それぞれに決めた学習内容スクールのスタッフや高校生のピア・サポーターと一緒に進めるほか、自分がやりたいことに挑戦する「わくわくチャレンジタイム」や、教室にいるみんなでカードゲームなどを楽しむ「フレンドタイム」も。

　さらに星槎国際高校の選択授業（ゼミ授業）に参加して様々な学びや経験を積んだり、高校生と交流することで視野を広げることができる。

星槎国際高校、大学への進学も

　中学卒業時には、敷地内にある星槎国際高校へ進学するという選択肢もあるため、環境を変えずに関心のあることや将来の夢に向けた準備に取り組むことができるという利点も。また星槎グループには大学もあるので、さらに次のステップにつなげることもできる。

登校は平日の半日から

　フリースクールは基本的に月曜日〜金曜日の半日（10：00〜12:00）のみ。高校のゼミ授業に参加する場合は全日になることも。

　現在は小学３年生から中学３年生までが通っており、学校にまったく通っていない子から、曜日を決めて学校とフリースクールを併用している子もいる。

　「学校に行かないことをマイナスにとらえず、ここで様々な進路を見いだし、自立して進んで行けるようになってもらいたい」とスタッフ。

相談・見学は随時受付

　「どんな学校か知りたい」「不登校の子どもについて相談したい」といった相談は、随時受け付けている。

　「お子様の状況や希望は一人ひとり異なります。経験豊富なスタッフが、どのような相談にもしっかりとお話を聞いて対応します。ご予約の上、お気軽にご相談ください」と同校。

　問い合わせ・入学申し込みは、ＮＰＯ法人星槎教育研究所「せいさフリースクールはちおうじ 小学部・中学部」

　【TEL】０４２-６６１-６０９２　【FAX】０４２-６６１-６７０２

　【メール】hachioji@seisa.ed.jp

　東京都八王子市元八王子町2-1419　担当：奥村・山下