多摩エリアのまちづくりに学生の発想を生かしていくことを目的とした「アイデアピッチコンテスト」の第3回が、11月9日に多摩市にある京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター6階のアウラホールで開催された。京王電鉄株式会社、独立行政法人都市再生機構東日本賃貸住宅本部(UR都市機構)の主催。
京王線沿線に在住、在学する大学生と高校生を対象に『多摩エリアを誰かに自慢したくなるまちにするためのアイデア』を募集し、今年度は24件の提案が寄せられた。
佼成が最優秀賞
当日は1次審査を通過した8つの団体・個人が登壇して、それぞれのアイデアを発表。東京都立大学名誉教授の上野淳さんや多摩地域の自治体(八王子、多摩、日野、稲城)等の審査員による審査の結果、佼成学園高等学校のチーム名「City Voyage」の発表「ギャラリーロード」が最優秀賞に選ばれた。多摩市内に張り巡らされた遊歩道に着目し、アート作品などを展示できるインタラクティブブースを常設することで街中に活気や交流を生み出すアイデアを提案。審査員から高評価を得た。
総評で上野教授は「若い皆さんが自分が住む地域に関心を持ち、課題に真っ向から立ち向かって提案してくれたことが心強い」と称賛した。有用と判断されたアイデアは、主催者により具現化が検討される。