神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2020年12月17日 エリアトップへ

かくれ繊細さん(HSS型HSP)に特化した本を出版した 時田 ひさ子さん 八日町在住 51歳

公開:2020年12月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
時田 ひさ子さん

隠れた繊細さに寄り添う

 ○…「社交的だけど他人の目を意識しすぎて悩みを複雑に。さらに悩んでいることすら悟られないようにする」。それが「かくれ繊細さん」だという。自身もその一人で長年生きづらさを感じてきた。同じ悩みを抱える人を対象に心理カウンセラーとして活動し、対話から見えてきた傾向をまとめ本を出版した。「その辛さはあなただけではないよって伝えたい」と込めた思いを語る。

 ○…些細なことに動揺してしまう理由を探ろうと大学では心理学を専攻。深く探求する性格で、特に子育てで悩んだときはスピリチュアルや霊視などに足を踏み入れたことも。「どこにいっても理解されないことがわかった」と苦笑い。内面の孤独とは裏腹に、PTA活動やリサイクル店舗の経営など外ではエネルギッシュに動いていたが、数年前に心のバランスを崩してしまった。仕事も活動も辞め、自分と向き合う日々。そんなとき、ネットで「HSS型HSP」という言葉を見つけた。「これだっ、て夜中に飛び上がりました」と、振り返る。

 ○…生まれも育ちも八王子。勉強が得意で高校は「超」進学校へ。だが入学後は周囲のレベルの高さに自信を失った。挫折感を払拭したのは新卒で入社した会社での出会い。『あなたにはあなたの良さがある』と、肯定してくれた上司の言葉が励みとなった。配属先は誰に、どう発信してものを売るのかを考える部署。「創造していく楽しさを教えてもらった」

 ○…カウンセリングを始めたのは「理解されないことを解消するためには『理解されない』と言う場が必要」という思いから。相談者が対話中に「『そうそう』と、目を輝かせていくのが楽しい」と笑う。「悩みは深いからこそ、解消する方法を一緒に考えたい」

八王子版の人物風土記最新6

藤崎 舞雪さん

視覚障害者で、「ケア」に関わる人の地域談話会「ケアカフェ」の講師を務めた

藤崎 舞雪さん

楢原町在住 37歳

12月12日

小峰 英男さん

40年間制作し続けた「木版画年賀状」の展覧会を開催した

小峰 英男さん

八幡町在住 82歳

12月5日

上島 浩子さん

赤ちゃんや家族と地域をつなぐイベントを初開催する

上島 浩子さん

上川町在住 43歳

11月28日

尾崎 靖宏さん

設立40周年を迎えた八王子肝友会の最長会員の

尾崎 靖宏さん

堀之内在住 71歳

11月21日

工藤 裕子さん

石川県輪島市でボランティア活動を行った市民団体のリーダーを務めた

工藤 裕子さん

東浅川町在住 41歳

11月14日

澤井 勝美さん

第89代八王子税務署署長に就任した

澤井 勝美さん

明神町在勤 60歳

11月7日

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月12日号

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook