市立南鶴牧小学校(吉田正行校長)で3月22日、5年生の総合学習の時間を使って国際交流授業が行われ、フランスの小学生たちと共同で制作した壁画が完成、披露された=写真。
同校では、「ESD(持続発展教育)」の一環で、5年前から国際交流授業としてJAM(ジャパンアートマイル)が企画する「アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」に参加。同プロジェクトは、インターネットを使って海外の学校と交流し、共通のテーマで共同学習した後に半分ずつの絵を描いて1枚の壁画を完成させるというもの。これまでにパキスタン、カナダ、シンガポール、台湾の子どもたちと交流し、共同で壁画を製作してきた。
今年度はJAMのマッチングの結果、フランスの都市・カルルポンの小学生と交流することに決定。昨年9月からインターネットの掲示板やテレビ会議などで、お互いの国の文化や生活について話し合い、壁画のテーマは「平和と文化理解」に。1・5m×3・6mの大きさのシートの半分に鶴やスカイツリー、コマなどを描いて、フランスに送っていた。
この日の授業では、空白になっていた半分のシートにフランスの子どもたちが絵を描き、完成した壁画が国際便で届き、お披露目された。エッフェル塔や凱旋門などが描かれた壁画を見て、子どもたちは「素敵な絵で、フランスの子たちとつながっている気持ちになり嬉しかった」「今度日本に来てもらい、直接会って交流して仲良くなりたい」と喜びの声をあげた。
また、市内在住のフランス人留学生のポーリン・バラフィーさん(20)も来校し、日本語でフランスの食文化や学校の様子、日本のアニメや寿司が現地で有名であることなどを紹介。子どもたちからも様々な質問が寄せられた。
吉田校長は「海外の同世代の子どもたちと共同で作品を作る体験はなかなかできない。この体験を今後に活かしてもらいたい。英語学習の中で、目的意識を持って取り組むことにもつながると思う」と話していた。