多摩消防署は6月9日、京王バス南(株)多摩営業所(南野)で消防演習と「ふれあい防災フェスタ」を開催した。
「危険物安全週間」(6月5日〜11日)の啓発イベントとして行われた今回の演習と催し。消防演習では、東京地方で大きな地震が発生し、同営業所で給油中のマイクロバスに路線バスが衝突、火災が発生したことを想定。同営業所の自衛消防隊が初期消火にあたると同時に119番通報し、近隣にキャンパスを構える国士舘大学の学生とともに、受傷者を介助しながら避難させ、到着した消防隊により放水。多摩化学小隊の簡易発泡器具を活用した泡放射によって燃料火災の鎮火に努めるという訓練を行った。
訓練を振り返り、同営業所の山田竜矢所長は「今回は起きてほしくない状況を想定して訓練を行った。東日本、熊本と大きな地震が続いていることもあり緊張感がある中で訓練を行うことができた。しっかり訓練をして、もしもの時に備えたい」と話した。
また消防演習の後には、地域住民らも参加して「ふれあい防災フェスタ」を実施。消火器を使った初期消火訓練や、国士舘大学の学生によるAEDを使った応急救護訓練、起震車や煙体験の他、はしご車の搭乗体験なども行われた。高さ30mにまで達するはしご車に乗った男の子は、その高さに驚きながらも貴重な体験に満足した様子だった。
![]() 高さ30mのはしご車を体験
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