多摩市は9月29日、鶴牧中学校でスケアード・ストレイト(疑似体験型交通安全教室)を実施した。
市内にある中学校9校で1年に3校ずつ実施している同交通安全教室。交通事故の傾向と対策・交通ルールを日頃の交通安全に活かし、交通事故の被害者にも加害者にもなることがないよう啓発することを目的に実施している。
当日は、プロのスタントマンにより時速40Kmの車が自転車と衝突する場面や、自転車同士の衝突、トラック・車の左折時に自転車を巻き込む場面などを実演しながら、「小さなルール違反が大きな事故につながること」「ルールを守れば、ルールがみんなを守る」など心構えを説いた。
また、普段中学生が部活帰りなど荷物を持った状況を想定した多摩中央警察署による自転車講習も行われ、生徒たちが実際に体験。体験した男子生徒は「カゴに重い物を載せると思い通りに運転ができなかった。普段自転車に乗るので、勉強になった」と振り返った。
主催した多摩市道路交通課では「何回も実施しているが、スタントマンの実演はいつ見ても怖い。生徒たちにも交通事故の恐ろしさを実際に知ってもらうことができたのでは。これからも保護者や地域の方にも参加してもらい実際に見てもらいたい」と話していた。
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