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多摩版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

多摩循環型エネルギー協会企画 電チャリで日本一周挑戦 ユウキのハピネス旅 旅日記【5】 9/1〜9/29 北海道札幌市〜稚内市

公開:2016年10月6日

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「ついに来ました、最北端の地」
「ついに来ました、最北端の地」

 皆様、お久しぶりです。自転車で日本一周中の本田でございます。

 前回北海道の札幌にいるとお伝えしましたが、今も北海道に滞在しております。場所は稚内。そう日本最北端の町です。

 稚内までは日本海側の海岸線を通って来ました。通称「オロロライン」と呼ばれる、ライダー・チャリダー界隈だとよく知られているルートです。オロロラインにはほとんど信号がありません。この道が通る町と町は数十キロ単位で離れており、その間には海、山、川に湿原地帯と、大自然が雄大に広がっています。信号によるストレスもなく、旅情溢れる景観を眺めながら走ることができる。ここはまさに、旅人の聖地・北海道の真骨頂が体現された場所なのです。

 そんなオロロラインの先に日本最北端の町である稚内市があり、そこからさらに進むと、宗谷岬、日本最北端の地が見えてくるのです。

 樺太(サハリン)を望む宗谷岬には「日本最北端の地の碑」があり、そこには全国から観光客が押し寄せてきます。ご多分に洩れず、僕も碑の前でパシャり。東京は多摩から自転車を漕いで漕いで、「ついにここまで来たんだな」という感慨が胸の中へ波のように押し寄せます。寒さが一層増してきた北海道ですが、この時ばかりは熱い気持ちを抑えきれずに興奮しっぱなしでした。旅はまだ続きますが、一つの区切りとして、ここから新たに再スタートを切る。そんな胸中です。

 とここでふと思いたつ。「そういえば日本最南端ってどこだ?」

 Googleで検索をかけて出てきたのは、『波照間島(はてるまじま)』という島の名前。「たっ、台湾が島のすぐそばにある……」。波照間島まで約3千Km。これまた楽しい旅(?)になりそうです。

 これからは南下して青森県に入り、太平洋側の東北地方を回る予定です。それではまた!

***

本田悠喜さん…22歳。福岡県出身、今春桜美林大学を卒業。多摩市民が主体となって地元で自然エネルギーの普及を目指す「一般社団法人多摩循環型エネルギー協会」の企画で、電動アシスト付自転車「ハピネス号」で日本一周の旅に挑戦中。日本各地の再生可能エネルギーの現場等を訪ね歩く。日々の旅程はFB「ハピネスに乗ってゆく」で更新中。もしくはHP「多摩エネ協」で。
 

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