市立東愛宕中学校(千葉正法校長)に10月6日、タイ王国の学校教員、職員が訪れ、同校の教員、生徒たちと交流を行った。
今回、同校を訪れたのは、タイ王国全土から集まった教職員15人とスタッフ5人。多摩市の小・中学校が加盟するユネスコスクールのESD(持続発展教育)を支援する公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターの「教職員交流プログラム」として、同校の取り組みに興味を持ったことから、来校が決まった。
当日は、千葉校長が地域イベントへの参加、防災キャンプなどESDの取り組みを紹介。タイの教員たちは生徒たちと一緒に給食を食べた後、2年生にタイの地理や文化、習慣などを紹介し、伝統舞踊のラムウォンを披露。生徒たちに指導を行い、一緒に踊った。
その後、授業などを見学し、同校の教員と意見交換も行った。地域との関わりについて興味をもったようで、「地域との連携を図った成果が他のカリキュラムに拡大することは」「学生ボランティアや地域の人材はどのように集まって教育に参画するのか」と同校の教員に質問が寄せられた。タイの男性教員は「異文化を学ぶ良い機会。給食はとても美味しかった。社会貢献することを考えて行動することで子どもは育つ。地域の協力を受けて取り組みを行っていることも素晴らしいと思った」と話した。
千葉校長は「今回の訪問は生徒、学校にとって大変刺激になった。この交流でお互いの国の文化や歴史が体験的に理解できた。タイを代表する教育者の方々から、生徒や本校の教育活動を褒めていただき、生徒も教職員も自信がついたと思う」と振り返った。
![]() 給食を食べながら交流
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