「多摩青年会議所(多摩JC)」の44代理事長に就任した 松田 大輔さん 愛宕在住 36歳
「組織力向上」で再始動
○…20歳から40歳までの青年経済人が集う奉仕団体「多摩青年会議所(多摩JC)」の44代理事長として掲げた今年度のスローガンは「始動〜始まりのはじまり〜」。ここ数年メンバーは必ずしも多いという状況ではなかったが、この2年で会員数が増え、今年は22人でスタート。経験が浅いながらメンバーが増え人数が揃った今、気持ちを新たに動き出していきたいという意味が込められている。
○…2014年に知人の勧めで入会。以来、副理事長、専務理事などを歴任してきた。昨年、例会事業として市民への認知度調査を行った結果、その数字が低いことがわかった。そこで今年は会員拡大と共に、会員個人が地域のイベントや他団体の事業等に参加して、知名度、認知度の向上を図ることを活動方針のひとつに挙げる。「それが自分自身の成長につながり、組織のチカラになる」と力説。加えて、地域で活動を行う若者に進んで入ってもらいたいと思えるように「情報発信」「機会の提供」も行っていく予定だ。
○…「仲間と一緒に地域に関わることをゼロから作り上げることができるのが魅力」とJCの魅力を語る。その今年度の新規事業として「子ども議会」の実施を検討している。近い将来青年になる子どもたちに向けて、社会参加、地域社会にコミットする場を提供することが狙い。教育機関ではなく、地域で40年以上活動をしてきた団体だからこそ実践したいという。
○…現在、市議会議員を務め、消防団や自治会、神輿会など様々な地域活動に参加する。その多忙な合間をぬって進めているのが地元の郷土史研究だ。「時間があれば昔の資料にある場所と今を比べる写真を撮って歩きたいですね」と笑顔で語る。「この街がもっと賑わうような街づくりに携わっていきたい。そのためにも僕ら世代が頑張らないと」。人のために汗をかくことを厭わない新理事長が今年のJCを牽引する。
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