高齢者による交通死亡事故が全国的に増えている昨今。多摩中央警察署管内(多摩市・稲城市)で、運転免許証を自主返納している人がこの1年間で約2割増えていることがわかった。同署交通課では「ほとんどが65歳以上の高齢者。運転に少しでも不安を感じている方はぜひ返納を考えてほしい」と呼び掛けている。
多摩中央警察署管内で2016年に運転免許証を自主返納した人(免許返納のみ・運転経歴証明書申請者の合計)は多摩市が472人で、稲城市は63人。15年は多摩市が370人で102人増えているのに対し、稲城市は79人と減っている。同署によると、目の病気等の理由により若い年代で自主返納する人もいるが、そのほとんどが65歳以上の高齢者だという。その理由は「運転に不安を感じた」「高齢者講習を受けるのが面倒」といったものがあるという。
大半が運転経歴証明書を
免許証の自主返納制度は、加齢で身体機能や認知機能が低下し、運転に不安を感じた場合などに住所地を管轄する警察署や運転免許試験場で免許を返納できるというもの。1998年から制度化された。
同署では、管内の自治会などで定期的に実施している交通安全教室等に参加している高齢者に自主返納に関する説明を行っているという。
運転はしないものの身分証として所持している人に向けて、2011年4月からは運転経歴証明書を発行している。この証明書を所持し、協賛している企業や店舗で提示すると優待を受けられるサービスがあり、返納者の多くはこの経歴証明書を作成している。
同署では「友人やお子さんよりも、お孫さんに勧められて決心したという方も多い。少しでも不安を感じたら、返納を考えてもらいたい」と話している。
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